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2013年8月28日水曜日

英国面の宇宙船

イプシロンロケットが中止になりましたね・・・

一部にあれは実質上の大陸間弾道弾じゃないのかと言ってる輩も居ただけに、どうも破壊工作の臭いがしますが。

事実、こいつは前回誤配線が見つかるというトラブルに見舞われていますが、2007年にもやはり特亜が脅威と見做しているF2支援戦闘機が物理的に誤配線できない筈のコネクタがあべこべに挿されていたために、離陸した途端姿勢制御装置が誤動作して墜落するという事故が起こってますんで、やっぱり単なる整備不良とは考えにくいんですよね~

・・・ってなわけで今回は久しぶりに航空宇宙分野のお話。

イギリスはかねてよりスカイロンと称する宇宙船を研究しており、なんでもマッハ5まではジェットエンヂンとして動作するロケットエンヂンの開発が軌道に乗りそうだとの事で
「よしッ!これで飛行場から離着陸する宇宙船ができる」
と勇ましい事を吹聴しているらしいです。

この構想のキモとなるのは、ロケットが大量に燃料を積んでて一番重い地上から飛び立つ段階で大気中の酸素を推進剤として使える事で結果的にロケットに積み込む推進剤の重量を削減できるという発想なんですが、私はこのアイディアには個人的にものすごーく疑問を感じるんです。

・・・というのも、人工衛星を軌道に投入するのに最低限必要な速度はマッハ数に直すと25ほどになりますので、マッハ5程度までジェットエンヂンが使えてもその先の大部分はロケットエンヂンを使用して加速せにゃならんというわけで、結局航空機用の滑走路が使えるという事の他にさほど大きなメリットがあるようには思えないのです。

実際、航空機から発射するペガサスロケットというものが既に実用化されていますが、こいつは成層圏からマッハ0.8程度のエネルギーを与えられた状態から出発するにもかかわらず500キログラムの物体を低軌道へ投入するのに20トン程のロケットが必要になるという代物だったりします。

で、スカイロンのシステム効率もこれと似たり寄ったりだと仮定すると、公約の12トンの物体を低軌道へ投入するためには480トン程度は推進剤を積む必要がある気がします。

まあ、スペースシャトルなんかだとこれの倍のペイロードを低軌道へ投入するのに二千トンほどの宇宙船が必要だったので、全くの無意味という話でもないのですが、それでもエンヂンだけ出来たからといって喜ぶのは早計だと思いますね。

2013年8月21日水曜日

宇宙人ジョーンズ天皇に会う

昨日、新都心行って終戦のエンペラー観てまいりました。

・・・内容としては基本史実をなぞっただけで個人的にはいささか突っ込みが足りないように思いました。
具体的には2.26の時の言動とか陸軍の某杉山に対する
「馬鹿者、太平洋は支那より広いではないか」とか、
更に言えば尾崎秀実の謀略とか。

しかしながら、
「昭和天皇は本当は平和主義者」
という内容の映画がアメリカで制作されたというのは、これは明らかにアメリカ人の意識というものの変化ではあります。

2013年8月14日水曜日

逃走する男、そしてそれを庇う輩

 3.11に関して、あれは官邸が現場に過剰介入したために混乱が広がって自体の悪化を招いたのではないか?
・・・という話が今更のように出てきて、「じゃあ当時の総理に話を聞こう」となったら、本人は全力で拒否という展開になっておるようですね。

まあ、自称理系で原子力に詳しい人が密閉容器の圧を抜かなければ破裂することも知らず、原子力災害が発生したらまず最初にやるべきことは民間人の避難ないしはヨウ素剤の配布という常識も弁えてなかったという時点で
「日本人を被ばくさせるためにわざと原子炉を爆発させた」
・・・と言われちゃっても仕方のないことだと思いますがね。

 言い過ぎだと思いますか?
でもこの国じゃ政治家が正論を言ってもマスコミが極端なトリミングの末言葉尻をとらえて騒ぎ立てるという事が言論の自由という事で横行してるんですから、行動も言動も何処をトリミングしても金太郎飴の如く活動家系暴力団のクズである証左しか出てこない人はテロリスト認定受けても文句は言えんでしょう?

まあ、逆に言えばそれをやらないというある種の公平さがマスコミの正体を何よりも雄弁に物語ってると思いますがね、私は。

2013年8月7日水曜日

平和の定義って何?

 キャンプハンセンでヘリが落ちて騒ぎになってますね。
ただ、この辺の詳細は狼魔人日記の記事に詳しいですが、今回落ちたのはトモダチ作戦で活躍したのと同じタイプのヘリで、更に言えばやらない善よりやる偽善で大勢の被災者を救ったあの一件を売名行為と断定するようなところの記事であるという時点でまあ怪しさ大爆発ってなもんなんですけどね。

でもって、そうやって沖縄だけで騒いでる間に本土じゃ過去最大級のヘリ空母が就航したとの事で、まーた例の国と、その真っ赤な子分がギャアギャア騒いでおります。

しかしながら、このいずも型は甲板が広くなりヘリの搭載機数が増えた一方で兵器類はCIWSとRAM程度しか積んでおらず、ひゅうが型のようにVLSからシースパローやアスロックをドッカンドッカン撃ちまくるというわけにはいきません。
まあ、つまりこいつは基本的にはトモダチ作戦同様至って平和的な支援任務のための海上基地としての運用が前提で、どうしても紛争地帯へ出ていかなければならないという場合には、イージス艦を護衛に付けなければならないわけです。

…ぶっちゃけこういうレベルの水上艦艇を指さして必要以上に大声でギャアギャア騒いでる連中は一体如何なる意味の平和を望んでるのだろうかって話ですよね。

或いは連中の保有する空母とやらの戦闘力がその程度のレベルなのかも知れませんが。