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2015年5月7日木曜日

亀裂入る「オール沖縄」 必死で塗り隠す沖縄タイムス

 17日に共産党がなにかやるみたいっすね。

・・・公約破りもヘッタクレもそもそも松本さんは、市長選の時に軍港移設がどうのこうのという話を争点にはしてなかった気がするんですが。
で、オール沖縄とやらで糾弾っすか。

然らば、昨日の沖縄タイムスの記事を見てみましょう。
・・・お分かり頂けただろうか。

 これって、他ならぬオール沖縄の呼びかけ人の翁長と後継者の城間の言ってること後追いしてるだけじゃん。
で、辺野古ストップとか喚く一方でこそっとこういう事する翁長の事は批判しないくせに、彼の意思に添う形で軍港の移設を進める松本市長の事はタコ殴りにしようと。

本音では基地問題とは関係の無い、まず派閥ありきの政争のためにアホの民衆を煽って特定の政治家を引き摺り下ろしてやろうというえげつなさが見え隠れしてるんですがそれは。

が、この件に関して沖縄タイムスはまたわけのわからん詭弁をぬかしてますね。
この赤枠で囲った部分の事ですよ。

・・・元々従順に翁長の政策に従うつもりの松本市長が改めて翁長について行くと表明したところでそれが何故翁長に逃げ場を与えることになるのか判りません。

だいたい、自民県連は日米政府と協調しての基地容認というスタンスなんですから、自民県連が主張するところの翁長のダブルスタンダードとは

「浦添に軍港作るなら、サヨクにおもねった下賎な人気取りの為に辺野古にヘリポート作るのを妨害したりすんじゃねーよ」

という意味に他なりません。

記事の中に出てくる"自民党内からは""関係者の一人は"が一体誰の事を意味するのか、皆目不明で、そもそもタイムス政治部の幻聴なのではないかという可能性もあるのですが、自民県連が
「翁長は最初の筋を通して浦添の軍港にも反対すべきだ」
などとは言っていない以上、自民側の戦術としては後述されている防衛省の中の人と同じスタンスから浦添では通った基準が何故辺野古では通らないのかという点を追及するだけの話でしかありません。

逆に、サヨクが「浦添には軍港を作るな」などと言って松本市長を攻撃すれば、それは結局オール沖縄とやらの言いだしっぺである翁長の政策を批判するという自己矛盾に陥り、アホタレ共が国に反対したいだけの理由ででっち上げたオール沖縄が空中分解することを意味するんですが、そこのところの危険性判っていますか、共産党さん?

 ま、当然の事ながらサヨクと翁長としては浦添は容米だが名護は反米だからその民意に従っただけだと逃げるかもしれません。
ところがどっこい、同じ日のタイムスにゃこういう記事も載っている。


この赤枠で囲った部分判りますか?

 そりゃ、運用する側の人間がどんなに安全に気をつけても事故を起こす可能性を完全には排除できないような性格の施設を地元に作って欲しくないのは何処の区長だって同じ話です。
だけど現実見りゃそうも言っては居られない。
それを不正義の連鎖だなどと決め付けるのは"分析"なさる自称研究者の思想の自由ですが、そういう性質の研究者でも否定できない現実として

・そもそも辺野古区は1950年代から容米
・米軍相手に商売してる人も大勢居て、今更基地が無くなっても困る
・プロ市民は反米無罪とばかりに辺野古区民の生活道路を封鎖したり、基地で働いた辺野古区民にヘイトスピーチを浴びせたりのやりたい放題
・それゆえに、反米派の辺野古区民でも、さすがに抗議活動への参加は辞退する
・あんまり酷すぎるので辺野古の区長が反米である名護市長にプロ市民のテントを撤去するよう陳情を出した

こういったネタが上がってきている以上、やっぱ民意を盾にとっても浦添でOKな米軍基地が辺野古ではダメというのは政争ありきのダブルスタンダードであるとしか申し上げようが無いのです。

ま、これは小官の個人的な意見ですが、そこまで筋を通したいのでしたらプロ市民の諸君には是非とも国道58号線のキャンプキンザーのゲート前に集結してオール沖縄を掲げつつ辺野古と同じ行為をやりまくって、大票田であるベッドタウンの浦添市民を容米の裏切り者と決め付けて大騒ぎしてほしいもんですなぁ。
(もちろん皮肉)

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